登録モードは「機種の優劣」ではなく「確認できている情報量」で選びます
機種登録には複数のモードがありますが、 詳しいモードほど優れているという意味ではありません。
手元にある機種情報と、 アプリで何を確認したいかに合わせて、 必要な入力項目を選ぶための区分です。
詳細情報をまだ確認できていない状態で精密モードを選び、 空欄を推測で埋めるより、 確認できている情報だけで登録し、後から更新する 方が記録の根拠を残しやすくなります。
4つの登録モードを使い分けます
| モード | 向いている状況 | 入力時に重視すること |
|---|---|---|
| 簡易 | まず最低限の情報で機種を整理したい | 確認済みの基本情報だけで登録する |
| 羽根物/一般機 | 実測した情報を中心に管理したい | 測定条件と測定期間を分けて残す |
| 精密 | 通常機の詳細条件を使って試算したい | 確率・振り分け・出玉などの根拠を確認する |
| LT精密 | LTを含む条件を分けて管理したい | 通常状態とLT状態の条件を混同しない |
迷ったら確認できている情報が少ない方のモードから始めます
例えば、 機種名と基本的な情報しか確認できていない段階なら、 最初から詳細項目をすべて埋める必要はありません。
簡易登録で機種を保存し、 後から正確な情報を確認できた時点で、 必要に応じて詳細な登録へ進めます。
この方法なら、 「空欄を埋めるために数字を推測する」 という状態を避けやすくなります。
確認できない項目は推測で埋めません
大当たり確率、 振り分け、 継続条件、 出玉などは、 試算結果に影響する重要な情報です。
分からない数字を 「たぶんこのくらい」 と入力すると、 その後の計算も推測値を前提に進んでしまいます。
確認できない場合は、 空欄のままにする、 登録を保留する、 後で確認する項目として残す、 という扱いにします。
「確認済み」「未確認」「実測」を分けて考えます
機種情報を登録するときは、 数字そのものだけではなく、 その数字をどのように得たのかも重要です。
| 種類 | 例 | 扱い |
|---|---|---|
| 確認済み情報 | 確認した機種スペック | 登録値として使用 |
| 未確認情報 | まだ確認できていない数値 | 推測で確定しない |
| 実測情報 | 自分の実戦で測った回転率など | 公表スペックと分けて記録 |
似た名前の別機種・別スペックを混ぜないようにします
同じシリーズ名でも、 大当たり確率やゲーム性などが異なる別スペックが存在する場合があります。
機種名の一部だけを見て登録すると、 別バージョンの数字を入力してしまう可能性があります。
登録前には、 機種名だけではなく、 型式やバージョン、 大当たり確率など、 複数の情報を照合します。
- 機種名が完全に一致しているか。
- 型式・バージョンに違いがないか。
- 大当たり確率が一致しているか。
- 通常時と右打ち中の条件を取り違えていないか。
- LT搭載機の場合、LT条件を通常状態と混同していないか。
状態ごとの数値を同じ項目として扱わないようにします
1つの機種の中でも、 通常時、 右打ち中、 LT中など、 状態によって使用する数値が異なる場合があります。
例えば、 通常時の継続条件と、 LT中の継続条件を同じ数字として扱うと、 登録内容の意味が変わってしまいます。
数字を入力するときは、 その数字がどの状態を表しているのか まで確認します。
精密モードでは「数字があること」より「数字の意味」を確認します
詳細な登録では、 入力項目が増えます。
項目が多いと、 とにかく空欄を埋めることが目的になりやすくなりますが、 数字が入っているだけでは十分ではありません。
例えば、 50%という数字があった場合でも、 それが何の50%なのかを確認します。
突入率なのか、 継続率なのか、 振り分けの一部なのかによって意味は異なります。
割合は合計値も確認します
複数の振り分けを入力する場合は、 個別の数字だけではなく、 合計したときに意図した割合になっているかも確認します。
例えば、 50%、 30%、 20%という3つの振り分けなら、 合計は100%です。
入力ミスで、 50%、 30%、 2%となっていれば、 合計は82%です。
保存前に合計値を見るだけでも、 小数点や桁の入力ミスへ気付きやすくなります。
小数点位置と単位を確認します
機種情報では、 「0.5」 「5」 「50」 のように、 小数点位置が1つ違うだけで意味が大きく変わります。
また、 円、 玉、 回転、 パーセントなど、 数値の単位が違う項目もあります。
入力値を確認するときは、 数字だけではなく単位も合わせて確認します。
公表されている機種情報と自分の実測値を混ぜません
機種そのもののスペックと、 自分が実戦して測った結果は別の情報です。
例えば、 機種の大当たり確率は機種情報ですが、 1,000円あたり何回回ったかは実戦ごとに変化する測定値です。
| 情報 | 例 | 扱い |
|---|---|---|
| 機種情報 | 大当たり確率・突入率など | 機種スペックとして管理 |
| 実測情報 | 実戦時の回転率など | 実戦ログとして管理 |
実測値が変化したからといって、 機種スペックの数値まで書き換えることはしません。
羽根物/一般機では測定条件を一緒に残します
実測値を中心に扱う場合は、 数字だけを保存するのではなく、 どの条件で測定したかも残します。
例えば同じ数値でも、 測定時間が短い場合と長い場合では、 記録としての意味が同じとは限りません。
測定日、 測定時間、 使用した玉数など、 後から条件を確認できる情報を一緒に残します。
LT精密では通常状態とLT状態を分けます
LTを含む機種を登録するときは、 通常の突入条件や継続条件と、 LTへ入った後の条件を混同しないようにします。
同じ「突入率」「継続率」という言葉でも、 どの状態に対する数字なのかを確認します。
LT関連の数値を入力するときは、 どの状態からどの状態へ移る条件なのか を確認してから登録します。
簡易登録から精密登録へ移すときは元データを残します
最初に簡易モードで登録した機種を、 後から精密モードへ変更する場合は、 以前の登録内容を確認してから詳細項目を追加します。
- 簡易登録した機種名を確認する。
- 型式やバージョンを再確認する。
- 詳細登録に必要な項目がそろっているか確認する。
- 未確認の項目を推測で埋めない。
- 状態ごとの数値を分けて入力する。
- 割合・単位・小数点位置を確認する。
- 保存後に登録内容を開き直して確認する。
更新前と更新後で何を変えたか分かるようにします
後から機種情報を修正するときに、 最終的な数字だけが残っていると、 なぜ変更したのか分からなくなる場合があります。
例えば、 「突入率を修正」 だけではなく、 「別スペックの数字が入っていたため修正」 のように理由を残しておくと、 後から確認しやすくなります。
| 変更前 | 変更後 | 変更理由 |
|---|---|---|
| 未確認 | 確認値を入力 | 機種情報を確認できた |
| 別スペックの値 | 対象機種の値 | バージョン違いを修正 |
| 入力ミス | 正しい値 | 小数点位置を修正 |
保存後は必ず開き直して確認します
入力画面で正しく見えていても、 保存操作が終わった後に、 意図した内容が登録されているか確認します。
特に詳細な登録では、 項目数が増えるため、 入力欄を1つずつ確認したつもりでも 見落としが起きる可能性があります。
保存後に登録内容を開き直し、 機種名、 確率、 割合、 出玉、 各状態の条件などを確認します。
仮想例:簡易から精密へ更新する場合
以下は登録手順を説明するための仮想例です。
| 段階 | 確認できた情報 | 扱い |
|---|---|---|
| 初回 | 機種名・基本情報のみ | 簡易登録 |
| 追加確認 | 詳細スペックを確認 | 精密登録を検討 |
| 照合 | 型式・確率・状態別条件を確認 | 別スペック混入を防止 |
| 更新 | 確認済み項目を入力 | 保存 |
| 保存後 | 登録内容を再表示 | 入力値を再確認 |
詳細モードへ変更しない方がよい場合もあります
精密モードに必要な情報を十分確認できない場合は、 無理に詳細モードへ変更する必要はありません。
確認できている項目だけで簡易登録を維持し、 情報がそろった時点で更新できます。
詳細な入力項目が多いことより、 登録している数字の根拠が分かること を優先します。
登録前に確認するチェックポイント
- 機種: 対象機種・型式・バージョンは一致しているか。
- 状態: 通常時・右打ち中・LT中などを混同していないか。
- 確率: 数字の意味を確認しているか。
- 割合: 振り分けの合計値に不自然な点がないか。
- 単位: 円・玉・回転・%などを取り違えていないか。
- 小数点: 桁や小数点位置を誤っていないか。
- 根拠: 未確認値を推測で埋めていないか。
- 実測値: 公表スペックと自分の実測結果を混ぜていないか。
機種登録の基本手順
- 登録したい機種を特定する。
- 手元にある情報量を確認する。
- 情報量に合った登録モードを選ぶ。
- 確認済みの項目だけ入力する。
- 未確認項目を推測で埋めない。
- 通常・右打ち・LTなど状態別の条件を確認する。
- 割合・単位・小数点位置を確認する。
- 保存する。
- 保存後に登録内容を開き直す。
- 後から情報が増えた場合は、根拠を確認して更新する。
登録モードは、 情報量や用途に合わせて入力項目を選ぶためのものです。
詳細項目をすべて埋めること自体が目的ではありません。 未確認の数値を推測で補うより、 確認できた範囲から登録し、 根拠がそろった時点で詳細情報を追加します。
機種名、 バージョン、 数値の意味、 単位、 状態ごとの条件を確認し、 保存後にも入力内容を見直してください。