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アバヤバ井戸端会議

ピースしたら当たった!|アバくん、防犯カメラにファンサを始める

ホールあるある公開

パチンコで防犯カメラにピースした直後に大当り。ファンサが効いたと思うアバくんは、外れるたびに角度や表情の条件を追加!? ヤバくんとの掛け合いで、結果を見てから理由を作る癖と、楽しいおまじないが義務になる境目を考えます。

台に座ったアバくんが、上を向いて小さくピースしています。ヤバくんには、誰に向けた挨拶なのか分かりません。

アバくん、上空に固定客を見つける

ヤバくんヤバくん

誰に手を振ってるんだ?

アバくんアバくん

カメラ。前にピースしたら当たったから。

ヤバくんヤバくん

一回の大当りで、ずいぶん濃い関係になったな。

アバくんアバくん

顔を覚えてもらうのが大事なんだよ。

ヤバくんヤバくん

お前は何のオーディションに来たんだ。

アバくんアバくん

今日もよろしくお願いします、という気持ちを込めた。

ヤバくんヤバくん

礼儀正しいけど、当たりの予約まで取れたと思うなよ。

アバくんアバくん

とりあえず、ファンサは済ませた。

ヤバくんヤバくん

向こうがファンになった前提で進めるな。

ピースした後に当たった。その一件が、アバくんの中で「当たるための手順」に昇格しています。

ここから始まるのは、カメラの機能を解説する話ではありません。アバくんが一度の経験から作った儀式に、次々と条件を付け足していく話です。

外れたので、ピースを改良する

アバくんアバくん

外れた。

ヤバくんヤバくん

ピースしたんだろ?

アバくんアバくん

片手だったからな。次は両手。

ヤバくんヤバくん

根拠はそのままで、指だけ増えた。

アバくんアバくん

いや、さっきは角度も悪かった。ちゃんと正面に向けないと。

ヤバくんヤバくん

外れた後に、撮影条件が発表されたぞ。

アバくんアバくん

あと表情。笑顔が足りなかった。

ヤバくんヤバくん

当たりの話だったのに、証明写真の反省会になってる。

最初の説は「ピースしたら当たる」でした。

ところが外れると、「両手で」「正しい角度で」「笑顔で」という条件が増えます。

もちろん、何かを調べる中で条件を見直すこと自体はあります。ただ、結果を見てから、その結果に合う条件を足しただけでは、新しい条件が正しいと確かめたことにはなりません。

アバくんは今、当たる方法を見つけたというより、外れた理由を思い付いています。

当たった日の服まで、儀式に参加する

アバくんアバくん

思い出した。あの日、青い服だった。

ヤバくんヤバくん

今度は服が呼び出された。

アバくんアバくん

飲み物も同じにする。座る前の会釈も再現した方がいい。

ヤバくんヤバくん

当たった日の行動を全部セットにする気か。

アバくんアバくん

どれが効いたか分からないから、全部残す。

ヤバくんヤバくん

分からないものを全部残したら、手順書だけ分厚くなるぞ。

アバくんアバくん

朝食も合わせる?

ヤバくんヤバくん

ピースから始まって、朝の献立まで支配されたな。

当たった時には、ピース以外にもいろいろなことをしています。服を着て、飲み物を持ち、席に座って、台を見ています。

同じ場面にあったからといって、その全部が当たりの原因だったとは分かりません。

それでも一つずつ「外せない手順」にしていくと、次に何か違うことをした時、その違いを外れの理由に使えてしまいます。

再現する行動が増えたことと、当たりとの関係が分かったことは別です。

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どんな結果でも、儀式だけは正解になる

起きたことアバくんの説明説に追加されたもの
ピースして当たったやっぱりピースが効いたピースは必須
ピースして外れた角度が悪かった正しい角度も必須
両手でピースして外れた笑顔が足りなかった表情も必須
ピースせずに当たった前の挨拶が残っていた効果の持ち越し

この表は、アバくんが作った説明を並べた会話上の例です。ピースや表情に当たりを呼ぶ効果があるという説明ではありません。

アバくんアバくん

ピースしなかったのに当たった。

ヤバくんヤバくん

じゃあ、ピースが必要とは言えないな。

アバくんアバくん

昨日の挨拶が残ってたんだと思う。

ヤバくんヤバくん

急に有効期限が延びた。

アバくんアバくん

常連だから、多少の挨拶忘れは許してもらえる。

ヤバくんヤバくん

カメラとの契約内容を全部お前が決めてるじゃん。

アバくんアバくん

当たったら効いた。外れたら手順が違った。これで説明できる。

ヤバくんヤバくん

それ、どんな結果が出たら「俺の説が違った」と考えるんだ?

当たれば儀式のおかげ。外れればやり方の問題。儀式をしなくても当たれば、前回の効果。

こうして、どんな結果でも同じ説を守れてしまいます。

「説明を付けられる」ことと、「その説明が確かめられている」ことは同じではありません。説を確かめたいなら、どんな結果なら考え直すのかも必要です。

アバくんの儀式には、成功の受付窓口はありますが、間違いを受け付ける窓口がありません。

楽しい挨拶が、面倒な義務になってきた

アバくんアバくん

今日はもう疲れた。角度、笑顔、服、飲み物。確認項目が多い。

ヤバくんヤバくん

自分で増やしたんだろ。

アバくんアバくん

会釈を忘れた気がする。やり直した方がいいかな。

ヤバくんヤバくん

台に座るまでの準備が、遊んでる時間に迫ってきたな。

アバくんアバくん

最初は、ちょっと面白かっただけなんだけど。

ヤバくんヤバくん

それが「やらないと外れる」に変わってきたんだな。

アバくんアバくん

じゃあ今日は、普通に座る。

ヤバくんヤバくん

よし。手順書は閉じていいぞ。

軽いゲン担ぎとして楽しむことと、「これを忘れたせいで外れた」と自分を責めることは、分けて考えられます。

アバくんのように手順が増え続けると、いつの間にか楽しみより確認作業が多くなります。忘れた行動を探すために、その日の動きを巻き戻すことにもなります。

当たった日の思い出として残すのはよくても、それを次の大当りの必須条件にする根拠は、今回の話にはありません。

カメラへのファンサ、活動休止

アバくんアバくん

普通に座ったら、なんか気が楽になった。

ヤバくんヤバくん

それはよかった。

アバくんアバくん

当たったら、復帰ライブをする。

ヤバくんヤバくん

何の活動を休止したつもりなんだ。

アバくんアバくん

カメラ向けのファンサ。

ヤバくんヤバくん

観客がいるかどうかから見直してくれ。

前回の離席編では、アバくんは「自分が立った直後に隣が当たった」という出来事に、自分の功績を足しました。

今回は、一度当たった時の行動を儀式にして、外れるたびに条件を足しています。

どちらも、出来事を自分の説明に合わせていく話です。ただ今回、どんどん増えたのは根拠ではなく、アバくんの準備作業でした。

ピースは二本指。確認項目まで無限に増やさなくて大丈夫です。

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