期待値を見たあと、何を残す?
前回の井戸端会議では、測った回転率を実戦期待値シミュレーターへ入れて、現金・持ち玉の違いや回転率感度を比べるところまで見ました。
最後に出てきたのが、「計算上の期待値と、実際の収支は分けて記録する」という話です。
アバくん期待値がプラスだったのに負けたら、その期待値って外れたってこと?
ヤバくんそこを同じ数字として扱うと分からなくなる。試算と、その日の結果は別々に残そう。
今回はアバくんですの実戦記録を使って、投資・回収・期待値をどう分けて残し、カレンダー、時間軸グラフ、立ち回り傾向までどうつなげるかを順番に見ていきます。
ここで扱う金額や記録は、操作説明のためのサンプルです。実際の遊技実績や将来の収支を示すものではありません。
まず分けるのは「実収支」と「期待値」
実戦記録の収支欄では、投資と回収を入力します。実収支の手修正を空欄にした場合は、「回収 − 投資」で実収支が計算されます。
一方、期待値は別の入力欄です。実戦前や実戦中に確認した条件を基に残したい場合だけ入力でき、必須項目ではありません。期待値そのものの見方や計算条件は、パチンコ期待値の基本と計算方法で整理しています。
つまり、同じ1回の実戦でも次の2本を分けて持てます。
- 実収支:実際に使った金額と、実際に回収した金額から出る結果
- 期待値:確認した機種・回転率・交換条件などを基にした試算値

じゃあ、期待値がプラスで実収支がマイナスの日も、そのまま両方残していいんだな。

むしろ分けて残すための欄だ。短期の勝敗だけで、条件まで良かった・悪かったと決めないためにな。
実戦記録には、金額以外も残せる
新しい実戦記録では、金額だけでなく、あとで振り返るための情報も一緒に保存できます。
- 機種
- 開始日時
- 終了日時(任意)
- ホール名(任意)
- 投資
- 回収
- 実収支の手修正(任意)
- 期待値(任意)
- 着席理由(任意)
- 終了理由(任意)
- メモ(任意)
全部を埋める必要はありません。まずは機種・日時・投資・回収を正しく残し、必要に応じて期待値や理由タグ、メモを追加する形でも使えます。
期待値の計算条件をあとで確認したい場合は、数字だけでなく「どんな回転率だったか」「持ち玉だったか」「何を見て着席したか」など、判断材料をメモに残しておくと振り返りやすくなります。
着席理由と終了理由は、後から効いてくる

着席理由って、「なんとなく座った」でも記録するの?

後から自分の判断を見直すなら、理由がある実戦だけでも残しておくと違いが見える。
着席理由と終了理由は、1件だけ見ても大きな意味を持ちにくい項目です。
でも記録が増えると、「どんな理由で座った実戦が多いか」「どんな理由でやめたときの結果がどうだったか」をまとめて確認できるようになります。
そのため、実戦直後に覚えているうちに入力するのが分かりやすい使い方です。
カレンダーでは、月全体と1日を行き来する
保存した実戦は、月ごとのカレンダーから見返せます。
画面上部では、その月の実収支・期待値・実収支と期待値の差・実戦日数と件数を確認できます。
カレンダー内の記録がある日を選ぶと、その日の機種、投資、回収、期待値、ホール、理由タグ、メモまで戻って確認できます。

勝った日だけ開いてニヤニヤすればいい?

負けた日も見ろ。結果と判断を分けて見るための記録だろ。
大きく勝った日や負けた日だけを見ると、その結果に引っ張られやすくなります。カレンダーから日付を選び、投資・回収と、その日に残した期待値や理由を一緒に見直します。
時間軸グラフでは「赤」と「緑」を別々に追う
時間軸グラフでは、月の中で実収支と期待値がどう積み上がったかを別々の線で確認できます。
- 赤線:実収支の累計
- 緑線:期待値の累計
横軸は日付、縦軸は累計金額です。記録がない日は、直前の累計値を維持して表示します。
ここで見るポイントは、「2本の線を一致させること」ではありません。
実収支は実際の大当たりや出玉の影響を受ける一方、期待値は入力した条件を積み上げた数字です。短い期間では2本が大きく離れることもあります。
気になる変化があれば、グラフ下の日別表から実戦日へ戻り、その日の入力内容を確認できます。

赤線が緑線より上なら、俺のヒキが強いって自慢していい?

眺めるのは自由だけど、それだけで次の実戦条件まで良いとは決めるな。
「立ち回り傾向」で、理由ごとにまとめて見る
着席理由や終了理由を入力している場合は、立ち回り傾向の画面で理由ごとの集計を確認できます。
着席理由・終了理由それぞれについて、件数だけでなく、合計収支・平均収支・勝率・勝ち/負け件数が表示されます。
ただし、件数が少ない段階の数字だけで「この理由なら勝てる」と結論づけるものではありません。
まずは自分が何を根拠に座り、何を理由に終了しているかを見える形にする。そのうえで、該当する実戦記録へ戻り、条件やメモまで確認するための入口として使います。
期待値と実収支の差が気になったら、入力まで戻る
月間の実収支と期待値に大きな差があったとき、グラフだけを見て原因を決めつける必要はありません。
まず日別の内訳を見て、どの日に差が動いたかを確認します。その日をカレンダーから開き、投資・回収・期待値・機種・ホール・理由タグ・メモを見直します。
期待値の入力自体を確認したい場合は、前回紹介した実戦期待値シミュレーターの条件比較まで戻って、回転率や交換条件などを確認します。
こうすると、計算 → 実戦 → 記録 → 振り返りを一本の流れとして見直せます。
今回のまとめ
- 投資・回収から出る実収支と、条件から出した期待値は別々に残す。
- 実戦記録には機種・日時・ホール・理由タグ・メモも保存できる。
- カレンダーでは月全体の集計から、1日ごとの記録へ戻れる。
- 時間軸グラフでは実収支と期待値を別の線として確認する。
- 着席理由・終了理由を残すと、理由ごとの傾向をまとめて見返せる。
- 差が気になったら、グラフだけで判断せず元の実戦記録と入力条件まで戻る。
「期待値がいくらだったか」と「実際にいくら勝った・負けたか」は、同じ欄に混ぜない。 2つを分けて残しておくと、あとから結果と判断材料を別々に振り返れます。
実戦ログの考え方をもう少し詳しく確認したい場合は、実戦ログの振り返り方と収支グラフと理由分析もあわせて確認できます。
次は、ホールの条件をどう残す?
実戦記録で機種や金額を残せるようになったら、次に気になるのが店舗ごとの条件です。

交換率とか再プレイって、店ごとに毎回覚えておくの面倒なんだけど。

じゃあ次は、全国ホール検索からマイホールへ登録して、自分で確認した条件を残す流れを見よう。
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今回登場した重要語句
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