同じ100回でも、1/99・1/199・1/319.7で当たる確率は違う
パチンコで「100回転までに当たる確率は?」と考えるとき、回転数だけでは答えが決まりません。通常時の大当たり確率が1/99、1/199、1/319.7のどれかによって、同じ100回でも初当たりの見え方は変わります。
先に答えると、100回以内に1回以上当たる確率は、1/99で約63.7684%、1/199で約39.5757%、1/319.7で約26.8957%です。1/99でも100回までに必ず当たるわけではなく、1/319.7なら100回すべて当たらない側が約73.1%を占めます。
アバくん1/99なら100回で1回くらい当たりそうだよな。1/319.7でも、100回あればそこそこ期待していいのか?
ヤバくんまず数字を比べよう。1/99は約63.8%、1/319.7は約26.9%。「100回あれば」という感覚だけだと、かなり違う確率を同じように見てしまう。
前回の1/319.7で100回・200回・300回以内に当たる確率では、確率を固定して回転数を変えました。今回は回転数を100回にそろえ、1回転あたりの大当たり確率を変えて比べます。
前提は、それぞれの通常時の抽選確率が一定で、各回転の抽選が独立していることです。ここでの「当たる」は通常時の初当たりを指し、ST・RUSH・LTなど抽選条件が変わる回転は混ぜません。実際の機種を計算するときは、1/99や1/199という丸めた呼び方ではなく、公表されている分母を使ってください。
100回以内に当たる確率・100回すべて当たらない確率の比較表
「100回以内に当たる」は、数え始めた区間の1〜100回目のどこかで、少なくとも1回当たることです。100回目ちょうどの当選確率や、当たりがちょうど1回だけという意味ではありません。
| 大当たり確率 | 100回以内に 1回以上当たる |
100回すべて 当たらない |
|---|---|---|
| 1/99 | 約63.7684% | 約36.2316% |
| 1/199 | 約39.5757% | 約60.4243% |
| 1/319.7 | 約26.8957% | 約73.1043% |
どの行も、当たる確率と当たらない確率を足すと100%です。表示は小数第4位へ丸めています。この数字は、同じ条件の区間を多数繰り返したときの割合を表します。
1/99でも100回で必ず当たるわけではない
1/99では100回以内に当たる側が約63.8%で、半分を超えています。それでも100回すべて当たらない確率は約36.2%あります。同じ条件の100回区間を多数見れば、ざっくり3区間に1区間を超える割合で初当たりがありません。
1/99の平均初当たり回転数は99回ですが、その数字は「99回転が当たりの締め切り」という意味ではありません。早く当たるケースも、99回を大きく超えるケースも含めた平均です。詳しい区別は、大当たり確率・平均初当たり回転数・中央値・ハマり確率の違いで整理しています。
アバくん100を99で割ったら1を超えるぞ。「当たる確率100%超え」にはならないのか?
ヤバくんならない。100÷99は、同じ確率の独立した抽選を100回行うモデルでの平均当選回数。「1回以上当たる区間の割合」とは別の数字だ。
「回転数÷分母」をそのまま百分率にすると、複数回当たるケースまで当選回数として数えるため、「1回以上」の確率にはなりません。実際の遊技では初当たり後に状態が変わる機種もあるので、ここでは初当たりまでの100回区間に絞って考えます。
1/199と1/319.7では、100回で当たらない側が多い
1/199の100回以内の初当たり確率は約39.6%、当たらない確率は約60.4%です。「分母199の半分くらい回した」と感じても、100回以内に当たるケースが半分になるわけではありません。
1/319.7では、100回以内に当たる確率が約26.9%、当たらない確率が約73.1%。約4区間に3区間に近い割合で100回を外す計算です。同じ100回ノーヒットでも、1/99の約36.2%と1/319.7の約73.1%では起こりやすさが違います。
ただし、「100回以内に初当たりしやすい」ことだけでは、RUSH突入や連チャン、出玉、収支までは分かりません。この表で比較できるのは、通常時の初当たりが100回以内に来るかどうかです。
計算は「100回すべて外れる確率」を100%から引く
大当たり確率を1/dとすると、1回転で外れる確率は「1 − 1/d」です。それが100回続く確率を求め、全体から引けば、100回以内に1回以上当たる確率になります。
- 100回すべて当たらない確率:
(1 − 1/d)^100 - 100回以内に1回以上当たる確率:
1 − (1 − 1/d)^100 - 1/99ならd=99、1/199ならd=199、1/319.7ならd=319.7を入れる。
例えば1/199では、1回転で外れる確率は198/199。それを100回分掛けた(198/199)^100が約60.4243%なので、100%から引いた約39.5757%が「1回以上当たる」側です。
ハマり確率ツールの使い方に沿って、分母を99・199・319.7、回転数を100にすると、まず「当たらない確率」を確認できます。その結果を100%から引けば、この表の「当たる確率」と対応します。
100回外れた後の「次の100回」はどうなる?
すでに100回外れていても、同じ通常時の独立した抽選が続くなら、ここから次の100回以内に当たる確率は表と同じです。1/99は約63.7684%、1/199は約39.5757%、1/319.7は約26.8957%。過去のハマり回数を理由に、次の1回転や次の100回の当選確率が上がるわけではありません。
アバくん1/99で100回外れたら、次の100回はもう少し当たりやすくなると思ってた。
ヤバくん同じ抽選条件なら約63.8%のまま。最初から200回までを見る確率と、100回外れた今から追加で100回を見る確率は分けよう。
「最初から数えた回転数」と「今からの追加回転数」の違いは、100回・200回・300回以内の確率を読む記事でも具体的に比べています。
「同じ100回」と「同じ倍数」の比較は別の見方
今回は回転数を100回に固定しました。100回が分母に対して占める長さは、1/99では約1倍、1/199では約0.5倍、1/319.7では約0.3倍です。この違いが、100回以内の初当たり確率にも表れます。
分母に対する倍数をそろえたい場合は、2倍ハマり・3倍ハマり・5倍ハマりの比較へ。同じ回転数で長いハマりを比べるなら、1/99・1/199・1/319.7の1000回ハマり比較が続きになります。
逆に、「当たらない確率が10%や5%になるのは何回?」と回転数を調べたいときは、ハマり確率の逆引きへ進めます。初当たりと連チャンの確率を分けて読む話は、1000回ハマりと30連の比較で扱っています。
100回という回転数に、当たりの約束はない
- 100回以内の初当たり確率は、1/99で約63.8%、1/199で約39.6%、1/319.7で約26.9%。
- 1/99でも100回すべて当たらない確率は約36.2%残る。
- 回転数÷分母は、「1回以上当たる確率」ではない。
- 同じ通常時の抽選なら、100回外れた後の次の100回も同じ確率。
- 同じ回転数の比較と、分母に対する同じ倍数の比較を分けて考える。
次は「100回ハマりを何度も見るのはなぜ?」へ
続きの100回ハマりを何度も見る理由と、複数場面の確率を考える記事では、1場面の確率と、独立した場面を何度も観察したときに1回以上その出来事を見る確率を分けて説明します。
今回登場した重要語句
今回登場した重要語句の意味は、用語集で確認できます。読み終えたら、ブラウザの「戻る」でこの記事に戻れます。