最終回は「結局どれを選ぶ?」を整理する
機種登録シリーズは、今回で第5回です。
ここまで、簡易・精密・LT精密・羽根物/一般機を1つずつ分けて見てきました。
最終回では、それぞれの説明をもう一度長く繰り返すのではなく、自分が登録したい台なら、どのモードを選べばいいのかを判断できる形にまとめます。
アバくん4つ全部見た。で、結局どれ選べばいいんだ?
ヤバくん「機種の種類」「確認できている情報」「何を見たいか」の3つで決めればいい。
この3つを順番に確認すれば、「一番細かいモードを選べば正解」という迷い方から抜けられます。
登録モードの基本ルールや未確認値を混ぜないための確認手順は、機種登録モードの選び方でも整理しています。登録後の検索・編集まで含めた会員機能全体は機種登録と管理で確認できます。
先に結論。モード選びは「3段階」で考える
- その台は通常デジパチか、羽根物・一般機か。
- 通常デジパチなら、どこまで正確なスペックを確認できているか。
- 登録後に、どこまで細かく分析したいか。
この順番で見れば、だいたいの分岐は決まります。
第1分岐:通常デジパチではないなら、まず羽根物・一般機を考える
最初に見るのは、情報量ではなく機種の仕組みです。
羽根物や一般機のように、大当たり確率を中心とした通常デジパチ式へ無理に当てはめにくい機種なら、簡易・精密・LT精密より先に羽根物・一般機モードを検討します。
このモードでは、分からない大当たり確率や平均出玉を無理に作らず、実測EVへつなげられます。
羽根物はV入賞や通常賞球、一般機は入賞口ごとの賞球と入賞回数を中心に見ます。

確率が分からないから、簡易に適当な数字入れるのは?

それはしない。通常デジパチ式に合わないなら、専用モードへ分ける。
第2分岐:通常デジパチなら「確認できている情報量」を見る
通常デジパチなら、次に見るのは手元にある情報量です。
ここで大切なのは、「どこまで入力できるか」ではなく、どこまで正確に確認できているかです。
未確認の数字を推測で埋めて詳細モードを選ぶより、確認済みの範囲に合うモードを使う方がデータの意味を保ちやすくなります。
基本情報だけなら「簡易」
機種名、大当たり確率、通常時・確変時の平均出玉など、基本情報を中心に確認できているなら簡易モードが入口になります。
簡易は、ヘソ賞球・サイド賞球・突入率・継続率・LT専用項目を個別には持ちません。
その代わり、入力項目が少なく、登録を早く始められます。
向いている状態:「まず登録したい」「詳細スペックはまだ全部確認できていない」「推測値を入れたくない」。
ヘソ・サイド・突入率・継続率まで分かるなら「精密」
通常デジパチで、ヘソ賞球・サイドポケット賞球・突入率・継続率まで確認できているなら、精密モードの強みを活かせます。
精密では、簡易で持たなかった4項目を追加で保存できます。
- ヘソ賞球
- サイドポケット賞球
- 確変突入率
- 確変継続率
これにより、RUSH/ST側の条件やサイド補正へつなぐ材料を増やせます。
向いている状態:「通常デジパチを詳しく見たい」「詳細スペックを正確に確認済み」「サイドやRUSH/STを分けて扱いたい」。
LT機でLTを別レイヤーとして見たいなら「LT精密」
LT搭載機だからといって、必ずLT精密を選ばなければならないわけではありません。
LT突入率・LT継続率・LT平均出玉まで正確に確認できていて、通常・下位RUSH・LTを別々に扱いたいときに、LT精密の意味が出てきます。
現行計算では、LT到達率を下位RUSH/ST突入率 × LT突入率として扱います。
そのため、LT突入率の母数を理解していない状態で入力するのは危険です。
向いている状態:「LT搭載機」「LT突入率の母数を確認済み」「LT継続率・LT平均出玉まで分かる」「LTだけ別に補正・分析したい」。
羽根物・一般機は「詳細スペックが少ないモード」ではなく別ルート
ここは最後にもう一度整理しておきます。
羽根物・一般機は、簡易よりさらに情報が少ないモードではありません。
通常デジパチ式ではなく、実測値を中心に見る別ルートです。
羽根物では、V入賞・V平均出玉・通常賞球などから実測差玉を作ります。
一般機では、各入賞口の「賞球数 × 入賞回数」を積み上げます。
4モードを一覧で比べる
| モード | 主な対象 | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|
| 簡易 | 通常デジパチ | 少ない情報で始めやすい | 詳細な内訳を持たない |
| 精密 | 通常デジパチ | 賞球・突入率・継続率を分けられる | 確認項目が増える |
| LT精密 | LT搭載機 | 下位RUSHとLTを分離できる | LT数値の意味を間違えやすい |
| 羽根物・一般機 | 通常デジパチ式に合わない機種 | 実測データで比較できる | 測定しないと材料が増えない |
「一番詳しいモード」を選ぶのではなく、「無理なく正確に入れられるモード」を選ぶ
このシリーズで一番伝えたかったのはここです。
入力欄が多いモードほど上位、という関係ではありません。
精密やLT精密に未確認の数字を推測で入れるなら、確認済みの情報だけで簡易を使う方がデータの意味を保てる場合があります。
逆に、詳細スペックを正確に確認できているのに、全部簡易へまとめると、せっかく持っている情報を使えません。
「一番詳しいモード」ではなく、「今の自分が正確に入力できるモード」を選ぶと考えると分かりやすくなります。
迷ったら、この4問で決める
- 通常デジパチ式に合う機種か?
合わないなら羽根物・一般機。 - 基本スペックしか確認できていないか?
そうなら簡易。 - ヘソ・サイド・突入率・継続率まで確認できているか?
そうなら精密を検討。 - LTを下位RUSHと分け、LT専用3項目まで確認できているか?
そうならLT精密を検討。

LT機だけど、LT突入率の母数が分からない。どうする?

無理にLT精密へ行かない。確認できた情報までで止めるか、数字の意味を確認してから登録する。
モードを選んだ後も、3つは共通して確認する
どのモードでも、次の3つは変わりません。
- 対象機種を取り違えない。
- 未確認の数字を推測で確定しない。
- 回転率・交換率・玉貸しレートなど実戦条件を別に確認する。
モードを正しく選んでも、元データや実戦条件が違えば結果の意味も変わります。
登録後の行き先も2つに分かれる
登録した後の流れも、4モードで完全に同じではありません。
簡易・精密・LT精密は、通常デジパチ用の実戦期待値シミュレーターへつながります。
羽根物・一般機は、実測EVシミュレーターへつながります。
つまり、モード選択は「入力フォームを変えるだけ」ではなく、その後にどの計算ルートへ進むかを決める入口でもあります。
シリーズ5回をもう一度つなぐ
- 第1回:簡易モード — 少ない項目で始める利点と、情報を省く弱点。
- 第2回:精密モード — 詳細項目が増えることで何が見えるか。
- 第3回:LT精密モード — LTを別レイヤーとして扱う意味。
- 第4回:羽根物・一般機 — 通常デジパチ式ではなく実測で見る理由。
- 第5回:今回の総まとめ — 自分の機種ならどれを選ぶか。
5部構成の結論
機種登録モードは、正解が1つに固定されているものではありません。
同じ機種でも、確認できている情報量や、どこまで分析したいかによって適した入口は変わります。
だからこそ、シリーズを5回に分けました。
簡易は軽さ、精密は詳細、LT精密はLTの分離、羽根物・一般機は実測。
それぞれに利点があり、それぞれに不利な部分があります。
モード名だけで選ばず、機種の種類・確認できた情報・見たい内容の3つを確認して選ぶのが、この5部構成の結論です。

やっと分かった。細かいモードを選ぶんじゃなくて、台と手持ちの情報に合わせるんだな。

そう。正しい入口を選んで、確認できた数字だけ使う。それが一番大事だ。
機種登録が終わったら、次は条件を入れて比べる
機種登録はゴールではありません。
登録した機種に、実戦時の回転率・交換条件・出玉補正などを合わせると、期待値比較へつながります。
さらに実戦後は、期待値と実収支を分けて記録できます。
今回登場した重要語句
今回登場した重要語句の意味は、用語集で確認できます。読み終えたら、ブラウザの「戻る」でこの記事に戻れます。